「育児に参加したいけれど、何から始めればいいのかわからない」
「子どもとどう関わったらいいのかピンとこない」
「うちのパパ、子どもよりスマホばかり見てる…」
そんな悩み、ありませんか?
こんにちは。5人兄妹を育てている、ぬいcocoです。
我が家のパパは子育てには協力的ですが、それでも子どもとの接し方に戸惑ったり、スマホを見ている時間が長くなってしまったりすることもありました。
そんなとき、私が「絵本の読み聞かせ」の良さを知り、積極的に読み始めたところ、少しずつ子どもたちがパパにも絵本を「読んで~」と持っていくようになったんです。
読み聞かせは、パパが無理なく育児に関われる“最初の一歩”になります。
- パパにもっと育児してほしいと感じているママ
- パパに寝かしつけや読み聞かせを任せたいと思っているママ
- 自分でも読み聞かせをしてみたいと思っているパパ
- 子どもとの関わりを深めたいと思っているパパ
に向けて、育児参加につながる読み聞かせの効果と、おすすめの絵本5冊を紹介します。
1. 『パパ、おつきさまとって!』(エリック・カール)
2. 『パパとママのたからもの』作:サム・マクブラットニィ/絵:アニタ・ジェラーム/訳:小川仁央
3. 『ねないこ だれだ』(せなけいこ)
4. 『おとうさん あそぼう』(わたなべしげお・文/おおともやすお・絵)
5. 『きんぎょが にげた』(五味太郎)
パパも読み聞かせしてる?実は育児参加のチャンス!
読み聞かせ=ママの仕事…と思っていませんか?

「パパが読み聞かせをしてくれない」
「下手だから自信がないと言われる」
そんな声、あなたのまわりでも聞いたことがありませんか?
実際、わが家でも最初は私が率先して絵本を読んでいました。読んでいくうちに、その魅力にどんどんはまり、子どもとの時間がとても豊かになったと感じています。
そこで気になって調べてみたのが、読み聞かせが子どもに与える効果。
さまざまな本や研究の中で印象的だったのが、「親と子の心がつながる」という話です。
脳科学者・川島隆太さんの著書の中では、親が子どもに読み聞かせをすると、感情や情動をつかさどる脳の領域が親子で“同時に”活動することが紹介されていました。
これはつまり、「親と子の気持ちが通じ合っている」状態が、脳レベルでも起こっているということ。
また、『魔法の読み聞かせ』の著者ジム・トレリースさんや、女優の上白石萌歌さん、児童文学作家の角野栄子さんなども、パパに読んでもらった絵本や記憶を語っていて、パパの存在が子どもの記憶に深く残っていることがわかります。
こうした体験は、子どもの安心感や自己肯定感にもつながる大切な時間。
だからこそ、読み聞かせはパパにこそぜひやってほしい、**育児参加の“入り口”なんです。
パパの読み聞かせで小さいうちから子どもとのコミュニケーションを取ろう

小さいうちから、子どもとのコミュニケーションを取ることでたくさんの思い出ができます。
まず子どもとの関わり方がわからないパパには読み聞かせがおすすめ。
例えば、パパが読むとちょっとおおげさになったり、リズムが独特だったりしますが、それが子どもには新鮮で面白く、語彙や表現力の幅を広げるきっかけにもなります。
ぱぱとのこころのつながりや安心感が芽生えるのでぜひパパの読み聞かせを。
わが家でも、最初は私ばかりに絵本を持ってきていた子どもたちが、
だんだんと「パパにも読んでほしい」と絵本を渡すようになりました。
パパの読み聞かせは、子どもとの距離をぐっと縮める魔法の時間です。
そしてその間、ママは少し手を休めることもできるので、家族みんなにとって嬉しい時間になりますよ。
パパの読み聞かせにおすすめ!共感が生まれる絵本5選
1. 『パパ、おつきさまとって!』(エリック・カール)
【紹介】
パパが娘のために、大きなお月さまをとりに行くというストーリー。
スケールの大きな冒険と、やさしい愛情が感じられる名作です。
【パパ向きポイント】
文章がシンプルで読みやすく、パパのやさしさが自然と伝わる一冊。
娘さんがいる家庭には特におすすめ!
2. 『パパとママのたからもの』作:サム・マクブラットニィ/絵:アニタ・ジェラーム/訳:小川仁央
【紹介】
3びきのこぐまたちに、パパとママはいつも「世界でいちばんかわいいこぐまたち」と言ってくれます。
でもある日、「いったい、だれがいちばんかわいいの?」と気になってしまったこぐまたち。
「みんなちがって、みんないい」というメッセージが、あたたかく胸に残る一冊です。
【パパ向きポイント】
兄弟や姉妹がいる家庭に特におすすめ。
「きみも、きょうだいも、みんながパパとママのたからものだよ」と自然に伝えることができます。
読み終わったあと、子どもをギュッとしたくなる、愛情いっぱいの絵本です。ぱぱの愛も自然に伝わる一冊。
3. 『ねないこ だれだ』(せなけいこ)
【紹介】
「夜ふかししている子は…」でおなじみの、ちょっとこわいけど子どもが大好きな絵本。
怖いのに何度も読みたくなる、不思議な魅力があります。
【パパ向きポイント】
パパのちょっと低めの声で読むと、迫力満点!
寝かしつけの一冊としてもおすすめです。
4. 『おとうさん あそぼう』(わたなべしげお・文/おおともやすお・絵)
【紹介】
パパぐまとこぐまが、追いかけっこやくすぐりあいをして、たっぷり遊ぶお話。
「パパと遊ぶって楽しい!」という子どもの気持ちが伝わってくる一冊です。
【パパ向きポイント】
読み終えたあとに、「この本みたいに一緒に遊ぼう!」と自然な流れで親子のスキンシップが生まれる絵本。
読み聞かせ+遊びで、ぐっと距離が縮まります。
5. 『きんぎょが にげた』(五味太郎)
【紹介】
ページごとに金魚がどこかに隠れていて、それを探しながら読む絵本。
子どもが夢中になって「ここ!」「いたー!」と指さして楽しめます。
【パパ向きポイント】
文章が短く、テンポよく読めるので、読み聞かせ初心者のパパにもぴったり。
子どもとのやりとりも自然に生まれて、一緒に楽しめる一冊です。
パパに読み聞かせをお願いするときのコツ
完璧じゃなくていい、まずは“読むこと”が大事
「読み聞かせって、上手じゃないとダメでしょ?」
そう思っているパパ、多いかもしれません。
でも実際は、抑揚なんてなくても、漢字を間違えても、子どもはちゃんと喜びます。
大切なのは「パパが読んでくれる」というその時間なんです。
そして、子どもが笑ったり、集中して聞いてくれたりすることで、パパ自身が“自分もできる!”と感じられるきっかけにもなります。
まずは上手に読もうとしなくていい。読むことそのものが、すでに大きな育児参加です。
短い絵本から始めるのがポイント
パパが「読み聞かせ」を習慣にしやすくするには、**“短い絵本を1日1冊”**くらいの軽いスタートがベスト。
読むのに3分もかからない絵本で、子どもとゆったり過ごす時間が生まれます。
「毎日じゃないとダメ」なんてルールも不要。
子どもが絵本を持ってきたときだけでも十分です。
うちのパパも、最初はまったく興味なし。でも、子どもが「読んで」と絵本を持ってくるようになると、少しずつ読むようになってくれました。
無理なく、気が向いたときだけ。それでも十分、知育のサポートになります。
「読んでくれて助かる」と伝えると続きやすい
パパに読み聞かせをお願いするとき、ただ「読んでよ」と言うだけでは続かないこともありますよね。
そんなときは、「読んでくれて助かったよ」「ありがとう」と感謝を言葉にするのが大切。
パパにとっても、“自分の役割がある”“家族に貢献できた”という実感は大きなモチベーションになります。
また、ハードルを下げて「週1でもOK」「夜ちょっとだけでもうれしい」と伝えれば、プレッシャーにもなりません。忙しい中でも、読み聞かせは子どもとのコミュニケーションがしっかり取れる貴重な時間。
パパのタイミングで少しずつ関わってもらえれば、それが家族の絆をつくる第一歩になります。
まとめ|読み聞かせは、パパが育児に関わるやさしい第一歩
読み聞かせは、特別な知識や技術がなくても、今日からすぐに始められる育児参加の方法です。
パパが読む絵本の時間は、子どもにとっては“うれしい特別な時間”となり、安心感・語彙力・思い出のすべてを育ててくれます。
そしてその時間は、パパにとっても、
「子どもとの関わり方が少しわかった」
「自分も育児ができるんだと実感できた」
という、小さな自信になるはずです。
ママにとっても、ほんの数分でも手が離れることで、心のゆとりが生まれるというメリットがあります。
最初は短い絵本1冊でも、週1回でもOK。
無理なくできるタイミングで、子どもと絵本を開いてみてください。家族みんなにうれしい“読み聞かせの時間”、
ぜひパパにも、今日から一歩踏み出してもらいましょう。
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