「絵本の読み聞かせって、0歳や1歳から始めるのがいいって聞くけれど……」
そう思いながらも、気がつけば我が子はもう2歳。
「今から始めても遅いのでは?」「効果なんてあるのかな?」と迷いつつ、試しに読み聞かせをスタートしてみました。
こんにちは、ぬいcocoです。5人の子どもを育てながら、子どもとの関わり方をいつも試行錯誤しています。
実際に読み聞かせを続けてみると――
2歳からでも、子どもはしっかり絵本の世界を楽しみ、変化を見せてくれるということに気づきました。
言葉をまねするようになったり、絵を見ながら気持ちを表現したり。
今までになかった親子のやりとりが少しずつ増えて、毎日の時間がちょっと楽しくなりました。
この記事では、2歳から読み聞かせを始めた我が家の実体験と、そこから感じた知育面での効果や子どもの変化について、詳しくお伝えします。
「今さらかも…」と感じている方にも、きっとヒントになるはずです。
なぜ2歳から読み聞かせを始めたのか

上の子たちが小さかった頃は、とにかく毎日がバタバタ。
ごはん、着替え、寝かしつけ…日常を回すだけで精一杯で、絵本の読み聞かせを習慣にする余裕なんてありませんでした。
そんな私が「読み聞かせって大事かも」と思うようになったきっかけは、ある育児系YouTuberの動画でした。
「頭のいい子は、0歳から読み聞かせをしていた」という言葉に衝撃を受けたんです。
「やばい…うちはもう2歳。しかももうすぐ3歳になる…」
今から始めても遅いんじゃないかと焦る気持ちが出てきました。それでもやっぱり、子どもには本に親しんでほしいという思いが強くて。
今ある絵本を引っ張り出して、1冊ずつ、少しずつでも読み聞かせを始めてみることにしたんです。
2歳からでも効果があると感じた理由
2歳になった子どもは、0歳や1歳の頃よりも、自分の興味や感情がはっきりしてくる時期です。
その分、絵本への反応もとてもわかりやすくなっていて、実際に読み聞かせを続ける中で「これは効果がある」と実感できることが増えてきました。
たとえば、我が家の子どもは――
- 絵を見て「ワンワン!」「バイバイ!」と指をさして反応したり
- 「ごろんごろん」「ばいばいばい」などのくり返し言葉をまねして発音してみたり
- 『えーん、えーん』というセリフを聞いて「かなしい」と言うなど、感情と言葉が結びついている様子が見られるようになりました。
さらに驚いたのが、生活の中でも「読み聞かせの影響かも?」と感じる変化があったことです。
たとえば――
悪いことをしてしまったとき、「ごめんなさい」とすぐに言えるようになったり、
「〇〇してからね」「順番だよ」と伝えると、自分の順番を理解して待てるようになったり。
こうした力は、絵本の中で「順番を守る」「気持ちを伝える」登場人物の姿を見ていたからこそ、子どもなりに吸収しているのだと感じます。絵本はただの“読みもの”ではなく、子どもが社会性や感情、言葉を学ぶための小さな教材なんだなと実感しました。
実際に起きた子どもの変化(実体験より)
読み聞かせを毎晩取り入れるようになってから、わずか1〜2週間でこんな変化がありました:
- 最初はじっと聞いていられなかったのに、だんだん集中して最後まで聞けるように
- 自分からお気に入りの絵本を選んで「これ読んで」と持ってくるようになった
- 知っている言葉を本の中で見つけて、嬉しそうに指差して教えてくれる
特別なことはしていません。
寝る前に1冊だけ、一緒に読むだけ。
でも、その「一緒に向き合う時間」が親子にとってすごく大事な時間になっていると感じます。
上の子との比較と、今だから気づけたこと

上の子たちが2歳の頃は、とにかく毎日がバタバタで、絵本を読む余裕なんてありませんでした。
ごはん・お風呂・寝かしつけ…それだけで1日があっという間。
テレビやYouTubeを見せて、少しの時間をやりくりすることで精一杯でした。
でも今、下の子どもと一緒に読み聞かせをしていると、あらためて気づくことがたくさんあります。
たとえば、絵本の中の言葉を、子どもが楽しそうにまねしてくれるようになったこと。
「こんにちは」と言えば一緒に頭をぺこり、「ここがあたま」「ここがおなか」と言えば、自分の体を指差して教えてくれます。
ただ読むだけじゃなく、“言葉+動作”で身につけていく感覚に驚かされる毎日です。
そして何よりうれしいのは、上の子たちが下の子に語りかけてくれるようになったこと。
ある日、読み聞かせをしていたら、上の子が隣に来て――
「ほら、“ここはどこかな〜?”って聞いてみて」
「“あたまはどこ〜?”って○○に聞いてみていい?」
と、まるで私の代わりのように、下の子に優しく問いかけていたんです。
私は読んでいるだけだったのに、子どもたち同士で言葉を通わせている姿に、思わず胸が熱くなりました。
もっと早く読んであげられていたら…という気持ちも正直あります。
でも、今気づいて、今からでもできることを始めたからこそ見えてきた景色もあるんだと思います。絵本は、子どもとの時間を豊かにしてくれるだけでなく、
家族のつながりをやさしく深めてくれる存在でもあるんですね。
今から始めたい人へのアドバイス|ゆるく楽しく続けるコツ
「もう2歳だけど、今さら始めても意味ないかも…」
そんなふうに思っていたのは、実は私自身でした。
でも実際に始めてみてわかったのは、2歳という年齢だからこそ、絵本への反応がわかりやすくて、楽しみながら続けやすいということ。
むしろ今が、いちばんいいタイミングかもしれません。
最初は、短くてシンプルな絵本で十分です。
子どもが好きそうな動物や食べ物、リズムのある言葉が出てくるものなど、「これなら楽しめそう!」というものから気軽にスタートしてみてください。
- 1日1冊でもOK。読む時間を決めて習慣化(寝る前など)
- 子どもが動いても気にしない。聞いてなくてもOK
- ママ(パパ)も楽しめる絵本を選ぶこと
子どもが聞いていないように見えても、ちゃんと耳には届いています。
ある日ふと、絵本の言葉を口にしたり、動作をまねしたりする姿を見ると、「あ、ちゃんと届いてたんだな」と思える瞬間が来ます。
さらにうれしいことに、絵本の読み聞かせは親自身にも良い影響があると実感しました。
たとえば、絵本に出てくる場面を通じて、
- 歯磨きの大切さを伝えられたり
- トイレトレーニングのきっかけが作れたり
- 「おはよう」「いただきます」といったあいさつを自然に覚えられたり
と、日常生活のしつけやマナーを、押しつけることなく楽しく伝えることができるんです。だからこそ、難しく考えずに、まずは今日、1冊。
肩の力を抜いて、子どもと一緒に絵本の時間を楽しんでみてくださいね。
まとめ
2歳からの読み聞かせは、決して遅すぎることはありません。
絵本の世界は、**子どもの言葉や心を育てる“はじめの一歩”**となります。
「今日から1冊読んでみよう」
そんな気持ちで気軽にスタートしてみてくださいね。
読み聞かせを続けることで、親子の関わりがぐっと増え、
日常生活の動作や周りの人の気持ちを、絵本が代わりに伝えてくれる実感もあります。
だからこそ、読み聞かせに遅すぎることはありません。
ぜひあなたの子どもと一緒に、絵本の時間を楽しんでみてください。
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